国(エリア)別インバウンドプロモーション
オーストラリア向けインバウンドプロモーションのポイント
オーストラリア
経済も安定しており、政治・国際的問題も少なく、アウトバウンドでも人気の国
キーワードは、消費力、歴史・文化体験、スキー・スノーボーダー
オーストラリアからの訪日旅行者の特徴は様々ありますが、消費力、歴史・文化体験、スキー・スノーボーダーがキーワードです。日本からの距離が遠い欧米なども近い傾向にありますが滞在期間が長いことから、飲食、体験、移動に対する訪日中の総合的な消費力が高い傾向にあります。また南半球の国で日本と季節が逆になり、夏休みが12月下旬~2月ごろです。まさに日本のスキー・スノボーシーズンがオーストラリアの夏休みとなること、またそもそもスノースポーツユーザーが多いことから日本の冬季シーズンに訪日数が増える傾向にあります。その他経済も安定しており、政治・国際的問題も少なく、アウトバウンドでも人気の国である為、重要な訪日インバウンド市場です。
四季の魅力
日本に明確な四季があることはどの国にとっても魅力の一つと言えますが、オーストラリアも例外ではありません。オーストラリアも季節ごとの変化はありますが、差を感じづらいです。そこに訪日インバウンドのチャンスが大いにある為、四季の魅力を最大限に活かしましょう。
日本文化・歴史体験
日本文化や歴史を体験できるコンテンツは大いに武器となります。ただ、そこには工夫が必要で旅行者のニーズを満たす内容でないといけません。手つかずの歴史的施設や自然(原風景)、また日本の(田舎や人とのふれあい含む)ローカル体験自体が好まれる傾向にあります。日本人目線ではなく、オーストラリア人目線且つニーズ調査を踏まえたサービス造成が重要です。
スキー・サイクリング・トレッキング
スキー・スノーボードはこれからもオーストラリア及びニュージーランドからの訪日旅行者が期待できる分野ですが、それ以外にも、サイクリング、トレッキング、ゴルフなどのカテゴリでも訪日誘致の可能性があると思います。日本としてはニーズを探りながら様々な角度からオセアニア圏へアプローチすることが重要です。
現地旅行会社
訪日旅行手配はウェブサイトで完結するユーザーも多いですが、以外にも旅行会社の店頭で行う方も多いのが豪州です。どのような旅行形態、旅行者層が店頭で申込んでいるかは確認する必要がありますが、現地旅行会社が一定の影響力をもっていることは間違いないと思われます。訪日旅行を専門にしている現地旅行会社もありますので必要に応じて旅行社へのアプローチも検討しましょう。
基本データ(オーストラリア)
総人口
2,517万(2018年)
都市人口(上位)
シドニー432万/メルボルン419万/ブリスベン205万/パース187万/アデレード116万
共通語
英語
祝祭日
建国記念日(1月26日)/イースター関連祝日(4月中旬)/クリスマス(12月25日)
学校休暇
イースター休暇(3月下旬~4月上旬の約4日間)/秋期休暇(4月中旬~下旬の約16日間)/冬期休暇(7月上旬~中旬の約16日間)/春期休暇(9月下旬~10月上旬の約16日間)//夏季休暇(12月中下旬~1月下旬または2月上旬の38~47日間)
1人当たりのGDP
56,352ドル(2018年)
実質経済成長率
2.8%(2018年)
訪日旅行関連データ
外国旅行者数
1,106万以上(2018年)
訪日旅行者数
55万(2018年)
海外旅行人気国(上位5ヶ国)
①ニュージーランド/②米国/③インドネシア/④英国/⑤シンガポール※日本は9位
訪日旅行の目的
観光91.2%/商用6.1%/その他2.8%
訪日平均滞在日数
4.8日
訪日回数(観光)
1回目33.7%/2回目17.6%/3回目以上29.6%/6回目以上10.4%/10回目以上8.7%
訪日旅行形態(観光)
個人73.9%/団体26.1%
訪日旅行予約方法
ウェブサイト64.8%/店頭34.2%/電話その他1.0%
訪日旅行手配時期
3~6ヵ月前49%/1~2ヵ月前26%/7ヵ月以上前13%/その他12%
訪日中の1人当たりの
支出額
平均24.2万円
免税購入手続き率
yes22.0%/no78.0
※JNTO訪日旅行データハンドブック2019から抜粋。
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