緊急事態宣言解除後 次なる災害への準備 日本がすべきこと

ゴールデンウィークの新緑が眩しいはずだった5月も終わりに近づき、梅雨の知らせが徐々に届く時期が待っている。

自然大地への恵みの雨と期待したいところですが、昨今の地球では異常気象が続きなかなか難しいところがあります。

そのため、雨が続く日々に対しての準備を行うことはもちろん、今年は大雨・台風・地震などの災害避難と新型コロナウイルスとの付き合い方が課題としてあげられています。

例として挙げると

1. 3密を避けた分散避難施設 

参考:“避難所足りません” 災害と新型コロナ 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200522/k10012440341000.html

2. 各施設の備蓄

3. 在宅避難方法

4. 電車待ちの行列や混雑時の3蜜

などなど・・

きっと、上記以外にも数知れぬ課題があることには違いないと思います。

しかしながら、幸いにも我々は少なくとも上記に挙げた内容に関しては準備をするという時間があります。そして、更に、大雨や台風は毎年の事なので各地域のケーススタディや他県での事例を活用しながら、大げさなくらいにとらえて危機管理をすることも重要です。

例えば、”3密を避けた分散避難施設”については、『3密ならぬ3得』でWIN&WIN!

1. ホテルや旅館の空室を利用してもらう

2. 地元の住民は地元の宿泊施設に泊まる機会が少ないので、避難ではあるものの可能な限り館内施設を体験してもらい、意見を頂くなど貴重な機会にする(アンケートにご協力いただくのも良いと思います)

3. 地元住民の方との更なる良好な関係を築き新しい販路や集客につなげる

上記を通して、安心安全な施設であることを多くの方に伝える事も可能です。

もちろん、感染防止対策は忘れずに!

以下参考:地元の宿泊施設の災害時提供に関して

群馬県の草津・伊香保温泉、災害時の宿泊施設提供で協定

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42617620Y9A310C1L60000

藤和那須リゾートと栃木・那須町、災害時の施設利用協定結ぶ

http://www.ryoko-net.co.jp/?p=70189

ホテルを災害避難所に 阿南

https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20200521/8020007646.html

”電車待ちの行列や混雑時の3密”においては、新型コロナウイルス禍がきっかけとなり世界中でテレワークの普及・理解が高まったことで時間の概念を捨ててまで行列に並び、遅れた電車に押し込まれながら移動する必要はなくなるはずです。

どうしても外出が必要な際は、前日の安全な状態で移動が可能な間に移動しておくなどの対策も。

ほか、徐々に広がりつつありますが、災害状況を広域に確認できるようにするために、各自治体に遠隔で動画撮影可能なドローンを保有するなど。

参考:足立区が民間会社と災害時のドローン活用における協定を締結

https://bit.ly/2LXlewK

*ドローンは、災害時の利用だけでなく上空からの町の景観撮影など観光プロモーションにも活用することができます。

災害は世界中で起きていることなので他国のケースを知っておくことも重要です。

こうして、地球規模の視野で物事を考え、地域視点で行動する『グローカル(Glocal)』な意識が今後は更に災害に対してのみならず必要になっていくと思います。

観光地は独り勝ちというスタンスでは長生きできません。地元住民の方々と共に地域を良い状態で保つ意識があるからこそ魅力ある地域が生まれ沢山の観光客の方に訪問していただけるのだと思います。結果、多くの外国の方にも受け入れられ「日本スゴイ!」「ジャパンいいね!」と派生していくものだと思います。

大変な時を共に乗り越える同志、乗り越えた先にはお互いの心に虹色の橋が必ず架かっているはずです。

ライター:カイトマウリ(JOINT ONE)