収束をただ待つか前進するか?協力こそが乗り越える最大の武器!

1月から徐々に広がりを見せ、世界中に蔓延る新型コロナウイルス。

日本では緊急事態宣言や様々な営業要請を受ける事が多くなり、社会の機能や経済がスローダウンした。中には店舗縮小や廃業を仕方なく選んだ経営者もいる。

社会経済の動きはいまだ鈍行状態がほとんどで、様々な知恵を絞って見えない敵と共存する道を模索する日々。

しかし、本当にこの見えない敵に怯え進む事しか道はないのでしょうか?

今回はコロナ禍で何かと制限を必要とされる飲食業にフォーカスし考察してみます

■大打撃を受けながらも動き出している飲食業
飲食業はコロナ禍当初からデリバリーに挑戦するなど“おこもりニーズ”の影響もあってか現在もデリバリーと店舗営業の併用などでむしろ売り上げを伸ばしている店舗もある。

更に最近では『二毛作ビジネス』といった既存のビジネスの時間を延長し昼はスイーツ店、夜はバーなど昼と夜の違った表情を見せる店舗も増加。

また、二毛作ビジネスの中でも、既存のビジネスで利用していないアイドルタイムを異なる経営者に貸出し運営することにより賃貸料やその他を折半することが可能、結果経費の削減と客層の幅を広げられるといったビジネススタイルも増加。

『飲食業に挑戦したいが、利用するのは夜だけ 利用していない時間帯に家賃を払うのはちょっと・・』というスタートアップに協力することもできる。

お互いの店舗が同じ飲食でもまったく異なる内容であればあるほど未来の集客や望めるメリットは多い。

お互いの店舗がお互いの店を自然と口コミするようになるので新規の集客におけるプロモーションが省ける利点もある。

また、器材やアルバイトなどのシェアが可能であればコストが圧迫されずに済むほか、お互いの事業内容を知ることで今まで思いつかないアイデアにより更なるブラッシュアップも期待できる。

お互いの店舗の事業内容が 飲食 xレンタルオフィス など全く異なる事業だとしても上記と同様に望めるメリットは多い。

飲食店が少ない地域では同じ店舗に1日で2回訪れることができるというお客様に対してのメリットもある。これはインバウンドが回復した際にも大きなメリットと言える。

例えば、昼しか営業していない店が多い街でも夜は別の表情を見せたらどうだろうか。

トランスフォームした街並みに新しい風が吹く可能性も大いにある。

二毛作ビジネスについて以下参考

Foodist: 飲食店の二毛作ビジネス。成功の秘訣を3つの名店から探る

https://www.inshokuten.com/foodist/article/1529

Square: 飲食店で二毛作ビジネスをはじめるには?

https://squareup.com/jp/ja/townsquare/two-different-businesses-in-one-place

■まとめ
コロナ禍でうつむく人も多いですが、こんな時だからこそ様々な事にチャレンジできることも多いのです。

ピンチはチャンスであり、チャレンジの時!

そして、決して“独り勝ち”ではなく、お互いに助け合える存在を増やし共にこの状況を乗り越える糧とするのが必須。

経営者は日々前進するため様々な問題にぶつかります。特に少人数で運営する店舗にとっては上記のような協力関係は精神的な支えとしても非常に大きいのです。

『協力』それは力を合わせることです。精神的・身体的にも孤立しやすい現代の中でもっとも必要とされる事。

頼ることも協力の始まりだと思います。

今日からでも遅くない!明るい未来を望む同志が共に力を合わせ前進していきましょう。

ライター:カイトマウリ(JOINT ONE)