訪日旅行での買い物の情報収集は「2週間前」が最多
中国Baidu, Inc.(百度)の日本法人のバイドゥ(株)がこのほど発表した訪日中国人観光客の買物実態に関するアンケート調査結果によると、中国人観光客による日本製品の購入に関して、越境ECだと偽物だと確認しにくいことから、日本旅行で商品を購入する意向があることがわかった。
日本旅行での購入は「偽物でないことが確認できるから」
同調査は、直近1年以内に日本旅行で買物をした北京市・上海市在住の中国人1099人を対象に実施したもので、調査期間は18年4月18日~5月7日。
越境ECではなく、日本旅行時に日本製品を買う理由については、コスメ・ブランド品・スポーツ用品では「偽物ではないことが確認できるから」(コスメ45.7%、ブランド物54.5%、スポーツ用品55.6%)、食品では「実際の商品を確認できるから」(43.5%)との回答が最も多かった。
訪日旅行での買い物の情報収集は「2週間前」が最多
買物時間が長かったエリアは、関東エリアでは東京都で、中でも「銀座」(北京在住者37.1%、上海在住者36.1%)での買い物時間が長かった。他に「東京駅」(上海27.4%)、「横浜」(北京21.8%)、「成田空港」(北京20.4%)、「東京ディズニーランド/東京ディズニーシー」(上海20.2%、北京18.2%)が上位となった。団体・ツアー旅行者では「浅草」が第4位となっている。
一方、関西エリアでは、大阪府での買い物時間が長く、中でも「心斎橋」(北京32.1%、上海25.6%)の回答が目立った。他に、「大阪駅」(上海24%、北京17.1%)、「京都駅」(北京22.1%、上海20.6%)が上位となっている。また、個人旅行者では「道頓堀」が第2位となった。
訪日旅行の準備に費やした時間については、「旅行スケジュールの計画」(22.2%)、「食事や食べ物に関する情報収集・予約」(19.3%)、「買い物リストの作成や買い物に関する情報収集・予約」(18.9%)の順となっている。買い物に関する情報収集を始めた時期は、「旅行出発の2週間前」(35%)、「1カ月前」(28%)、「直前~1週間前」(23%)の順に回答が多かった。
出典:通販通信
https://www.tsuhannews.jp/55406