ギリシャ、外国人観光客の受け入れ再開 ワクチン接種条件

【パリ時事】ギリシャは14日、外国人観光客の受け入れを再開した。地元メディアが報じた。原則として全ての国を対象とし、旅行者は、入国時に新型コロナウイルスのワクチン接種証明またはPCR検査の陰性証明の提示を義務付けられる。ギリシャは国内総生産(GDP)の約2割を観光業に依存しており、新型コロナの感染拡大で落ち込んだ経済を回復したい考えだ。

ギリシャ南部クレタ島を訪れたドイツの男子学生は14日、AFP通信に「いまいましいコロナを忘れたい」と語った。学生は「ドイツでは全てが最悪だ。全て閉まっていて人々は元気がない」と話す。

ギリシャでは今月3日に飲食店の屋外席、14日には美術館の営業が再開した。住民の移動制限は解除されたが、夜間外出禁止令は適用時間を午前0時半~同5時に短縮した上で当面継続する。

ワクチン接種の普及に伴い、観光業が主力産業の一角を占める各国は、外国人旅行者の受け入れ準備を進めている。イタリアのドラギ首相は12日、日本を含む複数の国からの観光客について、近くワクチン接種を条件に隔離なしで入国を認める方針を表明。フランスも6月上旬から条件付きで外国人観光客を受け入れる予定だ。

出典:JIJI.com

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021051500215&g=int