外国人が選んだ日本のトップ10レストラン、人気の理由は?
日本にたくさんの外国人観光客が遊びに来てくれるようになりましたね。そんな旅行者はどのようなお店を旅先で選んでいるのでしょうか?
今回は、世界最大の旅行口コミサイトであるトリップアドバイザーが発表した「外国人に人気の日本のレストラン ランキング 2016」の結果から、外国人に人気がある飲食店の特徴をまとめます。
特徴その1:“ジャパニーズ感”が満載のお店
最初に挙げられる人気の飲食店の特徴は、やはり“ジャパニーズ感”たっぷりのお店。
上述のレストランランキングでも、8位には『士心 サムライカフェ&バー&レストラン』(京都府京都市)、9位には『神戸鉄板焼 白秋』(東京都渋谷区)などが入っていました。
8位の侍カフェはまさにジャパニーズがコンセプト。三味線のライブが開かれたり、武士道講座、着付け教室が開催されたりと、日本文化の発信も行っている志の高いレストランですね。
9位の『神戸鉄板焼 白秋』で提供される神戸牛は、Kobe Beefとして世界の人から知られる日本の代名詞。同店は50年以上の歴史を誇る名店としても知られています。もちろん神戸牛だけでなく、エビやイカなど海鮮物の鉄板焼きも目の前で楽しませてくれますよ。
10位の『おおつか』(京都府京都市)も、国産黒毛和牛のステーキやローストビーフなどを食べさせてくれるお店です。「日本酒のセレクトも絶妙だ」との評価も。立地も京都の嵐山ですから、まさに外国人観光客にはぴったりのお店ですよね。
特徴その2:ローカル&フレンドリーなお店
外国人旅行者に人気のお店として、地元民の生活をどこか感じさせてくれる大衆酒場のような雰囲気があったり、英語のできるフレンドリーな店員さんが居たりするお店も人気です。
私たちも旅先の海外で、地元民が集まる飲食店に入るとテンションが上がりませんか? 「私、溶け込んでる~!」と得意な気持ちにもなれるからですね。さらに店員さんが日本語を多少しゃべれるとなったら、一気に親近感がわいてしまいますよね。
上述のランキングでも1位に『平安楽』(岐阜県高山市)、3位に『餃々 三条木屋町店』(京都府京都市)といったお店が入っていました。
『平安楽』は手ごろな価格でおいしい料理を食べさせてくれる中華料理屋さん。日本食ではありませんが、オーナーの日本人は英語のスピーチコンテストで優秀賞を取るほどの方。英語での接客もあり、外国人観光客にも「居心地がいい」と極めて高い評判を受けています。
3位の『餃々 三条木屋町店』は、全国チェーンの餃子屋さんですね。餃子のおいしい居酒屋チェーンといった感じ。何かとお金のかかる旅先で安くおいしく気軽に食べさせてくれる上に、フレンドリーな英語対応まであるとなれば、さすがに旅行者は集まりますよね。
特徴その3:個性豊か&エンターテインメント性のあるお店
最後は個性あるスタイルを追及していたり、エンターテインメント性があったりするお店。
上述のランキングでは第2位に『クマ カフェ』(大阪府大阪市)、6位に『めん馬鹿一代』(京都府京都市)、第7位『タパス モラキュラーバー』(東京都中央区)などがランクインしていました。
『クマ カフェ』はクマをコンセプトに、お店の内外にクマのぬいぐるみが目立つカフェ。もちろんそれだけではなく、カメラマンでアーティストでもあるオーストラリア人オーナーの作品展示や、各種のイベント、ライブなども行われているすてきな空間です。
海外の旅行者からすれば、英語ネイティブのオーナーと話せるという安心感もあるのかもしれませんね。
『めん馬鹿一代』では炎を上げるラーメンを楽しめます。集まっている外国人旅行者は、まさに何かのアトラクションにでも参加するようなのり。
『タパス モラキュラーバー』は、シェフのパフォーマンスを間近で楽しめるお人気店です。のこぎりで肉をカットしたり、液体窒素で調理をしたりと、インパクトたっぷりの高級レストランですね。もちろん味も抜群。英語担当のスタッフが居る点も、外国人に人気の理由かと思います。
以上、外国人観光客に人気の飲食店の特徴をざっくりと考えてみました。
その他には、ペルシャ・インド料理の『アラシのキッチン』(京都府京都市)、『タイ料理 タニャポーン』(岐阜県高山市)などがトップ10にランクインしていました。
ランクインしたお店の立地を見ると、京都や大阪や東京や岐阜の高山など、外国人旅行者に大人気の観光地ぞろい。
当たり前の話ですが大前提として、外国旅行者の多く集まる場所に立地しているという点は外せませんね。
出典:TABIZINE