栃木への日帰り客は県内居住者が最多 外国人では台湾・タイ

県が公表した平成26年度県観光動態調査報告書の概要によると、県内観光をした国内の日帰り客は県内居住者が約4割で最多、宿泊客で最も多かったのは東京都の22%だった。外国人観光客で最も多かったのは台湾とタイで、共に18・4%だった。

県観光交流課によると、調査は国内観光客が昨年6月~今年2月、日光や那須、宇都宮など県内主要観光地で行い、外国人観光客は昨年11月~今年3月、日光市を中心に行った。回答は国内観光客4680件、外国人観光客413件。

県内観光客は県内居住者が37・2%で最多。次いで茨城県16・2%、埼玉県15・4%の順だった。旅行の目的は、「買い物」が47・6%で最多。次いで「観光・文化施設訪問」23・0%▽「文化的な名所旧跡の見学」17・5%▽「自然景観を楽しむ」15・8%-の順だった。

宿泊客は、東京都が22・0%と最多。次いで埼玉県の19・1%、茨城県と千葉県の10・7%の順。目的は観光が81・4%を占めるが、エリア別で宇都宮はビジネスが45・6%で最も多かった。宿泊客1人当たりの平均消費支出額は2万7398円。

外国人観光客は国・地域別で、台湾とタイが18・4%で最多、次いで中国7・0%。アジアでは香港4・4%、シンガポール3・9%、韓国3・4%。欧米ではフランス6・8%、米国6・1%、ドイツ5・1%、イギリス4・6%、オーストラリア4・1%。日光で宿泊する割合は47・2%。日光以外での宿泊地は、東京94・9%、京都32・7%、大阪24・1%、富士山周辺17・0%が多い。

出展:産経ニュース
http://www.sankei.com/region/news/150626/rgn1506260051-n1.html